コラーゲン、エラスチンといったタンパク質は、グリコアミノグリカンなどの他の高分子とつながっており、全ての立体生体組織の細胞外基質(ECM)成分を形成しています。臨床研究例には、軟骨、筋肉、腱、靭帯の線維鞘、皮膚の皮層を含んでいます。ECM成分は、合成と分解の均衡を保ちながら、再生、代謝を常に繰り返しています。

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| コラーゲン繊維は、皮膚の線維芽細胞などの細胞により合成されます。軟骨細胞や線維芽細胞は、タンパク同化作用だけでなく、コラゲナーゼやマトリックス・メタロプロテアナーゼ(MMPs)として知られる酵素も形成・分泌します。MMPsは、細胞外基質(ECM)の線維性タンパクを分解する特殊な酵素の代表例です。ですが、不思議なことに、軟骨細胞や線維芽細胞は、MMPsの阻害物質も生産します。この阻害物質は、MMPsの分解活性を抑制する上で重要な役割を果たします。細胞基質組織の完全性を維持・回復させるためには、これら2つの正反対の細胞活動のバランスを保たなければなりません。 |

マトリックス・
メタロプロテアナーゼ (MMP) |
MMPsには、皮膚と他の組織の合成を維持するだけでなく、血管を形成する役割もあります。
加齢等により、線維芽細胞などの細胞の代謝活動が妨げられ、他の細胞外基質の形成・分解バランスに影響が及ぶことがあります(Murphy
and Reynolds, 1993)。その結果、MMPs とMMPs抑制物質のバランスが崩れ、MMPsの酵素活動が優勢になることが多々あります。加齢や長期間にわたる日焼けは、MMPsの酵素活動の増加につながり(Fischer,
1997)、コラーゲン繊維網の劣化を引き起こします。
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